ネスプレッソの特徴とエスプレッソのコスパ

エスプレッソマシンの実際



電気式の一般的な自動エスプレッソマシンは、特に細かく挽いたエスプレッソ用の豆を使います。その豆をレバー形状のフィルターホルダーの先端バスケットに入れセットします。これを高圧でコーヒー液として抽出します。

使用するマシンはいろいろあり、機種によって出来上がりは異なると思います。それだけにコーヒー専門店では、コーヒー豆ではなく、使用している機械自体をセールスポイントにしていることもあるのです。

直火式も意外に使われています。理由は小型で持ち運びが出来るからです。屋外でも使用でき、しかも安価です。しかし蒸気圧による抽出の弱点となるのが、エスプレッソコーヒー特有の「クレマ」ができないことです。「クレマ」とは、エスプレッソ独特の黄金色の泡で、コーヒー豆の油分、タンパク質に由来したものです。これがエスプレッソ独自の甘さや味わいのベースです。

ということで、味については電気式に軍配が挙がるのです。電気式でも、最近は、家庭用小型タイプから業務用大規模タイプまでバラエティーが豊かです。最も普及しているポンプ式でも、価格は入門機から高級機までいろいろです。

ここで押さえておくべきポイントは圧力です。基本的にエスプレッソの最適圧力は9気圧ということで、ポンプ式はこの9気圧以上の圧力をかけられます。最近人気になっているのは全自動式です。これはコーヒー豆を挽く機能も本体に搭載されていて、一連の作業が実に簡単です。

そしていよいよネスプレッソです。後でお勧め機として出てくる「ネスプレッソコーヒーメーカー・ユー」なら、スイッチを押して30秒程度経過すると注ぎ口からコーヒーが注がれ、19気圧の圧力をカプセルに与えます。それで、細かな泡で覆われたコーヒーになります。つまり、ネスプレッソは本格エスプレッソそのものなのです。